2013年6月30日日曜日

3-31 雨の日走行 (NC, VA)


     


昨夜からか今朝からか雨が降っていた。この日は一日雨。洗濯物をしまうのが面倒なので、未だにリアシートにぶら下げている。乾くかな。

I-40 に再度乗る。ダラス~ヒューストン~ニューオーリンズと、ルートを南に取り再度I-40。 やはりこの辺は緯度が高いのでジャケットが必要。寒いのだ。



雨の中を1日走りながら、トラックストップでネットができるか確認する。ほとんどがソフトかハードがダウン。もしくはサービス自体がない。田舎だからなのか。

何とかみつけた。友達からの返事はない。退屈なノースカロライナの田舎高速を走りながら、友人とのコンタクトは諦めた。やる気がないのだな。別にいいか。こっちが疲れるだけだし。

そう決めてしまうとラクになった。決まらないモヤモヤしたスケジュールに惑わされずに済む。


雨の日走行 I-40

でかいトラックだった

左折OK

左折止まれ


North Carolina I-40 から"Japanese Soft Stake Restaurant" の看板を見た。日系企業が多いのだろうか。それとも日本の柔らかいステーキがこちらでもウケているのか。旨そうだなぁ・・・と唾を飲み込みながら看板を通り過ぎた。

全米でたまに日本食レストランがある。ハズレもあったが・・・。Sushi は既にポピュラー。でもさすがにド田舎にはなかった。


次の目的地はワシントンDC。話に聞いていた通り、博物館が腐る程ある。そしてその次はニューヨークのマンハッタン。時間は十分ある。雨さえ晴れてくれればな・・・。

ニューヨークへのアクセスを考える。フィラデルフィアでパーキングして、電車(Amtrak) かバス(Gray Line) で行く。


問題はどれだけパーキングするかだ。延滞金を後で払うのか、最初に余裕を持ってovernight か2日分払うかだ。

道路の渋滞コストとバカ高いモーテル代。ニューヨークの周りにトラックストップがないこと。ユースもYMCAもパーキングがないこと。どうせ部屋も開いてないだろうし。

これらのコストよりはフィラデルフィアでパーキングして電車かバスの方が確実にラクで安いか同等のコストだろう、などとアレコレ考えながら走る。


美味いビーフシチューの缶詰


tabacoの価格

ストロベリーミルク


パンは下の引き出しに

ホットドックも3種類ある

ジャックダニエルのカクテル


雨の中、アップダウンの高速で路面はウェットだというのに、みんな飛ばす。70~75MPH。下りのカーブ。以外にもフィット・ヴィッツが速かった。負けじとついていくが、下りカーブでウェットは嫌い。


今夜はヴァージニア州Carmel Church のFJに7時に着いた。トラックストップのチェックインだ(笑)。シャワーは混んでいるので翌朝にしよう。DC入りの前に清潔にしておこう。

この日昼飯で食べたTAのホットドックが 2 / $2.22 (2つで$2.22) と安かった。種類も3種類から選べる。腹にも貯まる。トラックストップも使い方かな。

そろそろトラベラーズチェック(T/C) の両替かクレジットでATMから現金を引き出そう。






トレーラー

今夜はFlying J

モーターホーム



     


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3-30 だるかったグレート・スモーキー・マウンテン(TN, NC)


     


Chattanooga のレストエリアを後にし、GSへ。コーヒー、$1.50。さらに東へ。昨夜泊まったチャタヌーガの町、後で聞いた話では南北戦争の時の戦場らしい。北軍の大将の名前がGrantと言うらしい。俺はUSの歴史はあまり知らない・・・。


途中スーパーで果物とジャックダニエルのカクテルを買う。Beverage はあるのだが、酒屋(Liquar)が見つからない。見つけても、日曜だから閉まっていた。テネシーのジャックダニエルは諦めた。

州法のせいか知らないが、GSではいくら探しても売ってない。Liquar の看板もなかなか見ない。保険で買っておいたカクテルがあってよかった。


テネシーを少しだけ走ったが、森・湖・川・牧場と綺麗な景色が拡がる。グレートスモーキーマウンテンへの道には、遊園地やモーテルが多い観光街が続く。日曜で渋滞している。山の上も行楽客で混んでいる。


何ていう木だろう

今年初のサクラ



麓の街 混雑

わざと壊れた建築物にしているのか。木も逆さ。

胸焼けが・・・

今年初のサクラ


アメリカ人は峠道では遅い。ジャマだ・・・。山はゴミ捨て厳罰のおかげで、とてもきれいだ。Creek 小川が多い。小川を除けば長野県と同じ様な風景。美ヶ原辺りに近いかな。

レーサーレプリカのライダーとすれ違う。彼らと俺は、トロイ流れに不満。景色よりも峠なのだ。


頂上を過ぎてすぐに、出た霧が。スピードを緩める。昨日のニューオーリンズでの大雨の方がやばかった。ここのは日本の山と大して変わらない。峠走行ポイントとpassing zone (追い越し区間)がもっとあればよいのだが。

繰り返す。峠 > 景色。 俺の車はエコノミーでもUS仕様なので、高速クルーズと街乗りにはラク。だから、日本のような山道では欲しいトルクが出ない。つまらない。


山が見える

クリーク

クリークを横に登る

日本の峠道と同じ

カーブは日本並だがスピードは結構出ている。気付けば30~60MPH になっていることもある。中速コーナーだ。

北側から入るとき、一時高速コーナーポイントがあった。セダンとピックアップが飛ばしていたので彼らをマークし、後ろに付ける。警察の保険のためだ。警察がいないことを確認後、彼らを抜き去る。

すぐに終わったポイントだったが。道沿いに民家もチラホラあった。それでも道は広いが。



グレートスモーキーマウンテンの南側、山を降りて麓の町近くで、煙を吐いてエンコしている車があった。夫婦2人と老婦人1人が出てきた。すがるような目で俺を見ていたが、助けを求められなかったし周りに人もいるので既にAAA は呼んだのだろう。

この日は渋滞と峠のノロノロでむしゃくしゃしていたので、あまり人と話したくなかった。リスニングも下手だし。なので、話しかけられるのはゴメンだった。



しかし、そんな自分にも気付いた。奥さんが坂を歩いて登っていった。何かと思って見に行ってみると、景色をカメラで撮っていた。それだけ余裕があるなら大丈夫だな。

うん、助けを呼んだのなら後は少しでも楽しいことをした方がいい。彼女の行動は前向きだ。Uターンして山を下る。再度、エンコ中の彼らのいるパーキングを通り過ぎる時に、ポンピングブレーキでスピードを殺しながら彼らの様子を伺う。

それでも、彼らは俺を見ていたがきっと大丈夫だろう。 "Everything OK ? Did you call AAA ? " 「大丈夫? トリプルAは呼んだ?」くらいは声をかければ良かったかな。



頂上は霧

煙はいてエンコ  不謹慎な俺

Blue Ridge Parkway 美ヶ原スカイラインだ



頂上は霧

山の南側

山の南側

山の南側




山を降り、次はBlue Ridge Parkway へ。この道はノースカロライナからワシントンDC近くまで続く展望ルートだ。ここもやはり霧で何も見えない。

美ヶ原スカイラインのように、道も狭く曲がりくねっている。霧で視界不良の道を走ってもつまらないので、この道は諦めた。


R19 => US-hwy => I-40 に進む。この辺のTAで休憩。ここらのTAは設備もトイレも腐っていた。さらに東へ。レストエリアで寝る。


     


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3-29 ニューオーリンズのスコール(LA, MS, AL,TN)


     


AM10:30に起きる。5,6時間は寝た。風呂と歯磨きを済ませ、朝飯。カップルが1組。"hello" とアイサツしておけばよかった。少しするとラファエロがやってきた。昨夜の4人はまだ寝ているのかチェックアウトしたのか、もう見なかった。

ラファエロに「いつチェックアウトするのか?」と聞かれ、正午と答えた。彼は今、チェックアウトするのだ。別れを告げ、彼は出発。俺も荷物をまとめる。やっぱ、フランス人はいいなぁ。俺が出会ったフランス人は2人だけと少ないが、人懐っこいなぁ。

AM11:30にはチェックアウト。悪いが$1札は持っていなかったので、良くしてくれたおじさんにはチップを払わなかった。忘れてたらしいが、なかなか車のカギを返してくれなかったのだが・・・(笑)わざとだろ・・・(笑)。

後で気付いたことだが、この時「両替」はできたのだ。チップという慣れない慣習で緊張してしまって、頭が回らなかった。今もこれは悔やまれる。あ~、チップ渡したかった。でも、いいか。しゃあない。悪いな、おじさん!!


チェックアウトして、有料パーキングへ。$4だと思っていたが、$7。今日は土曜日だからか。再度、Gumbo Shop へ。

受付の中年女性(太った黒人)が「また来てくれたの!!」と、アジアンの俺を覚えてくれていたようだ。素直に嬉しい。

ナマズを食べてみよう。 Catfish. メニューを見ると、"Crawfish" とある。俺が間違えたのかな? catfish は書いてないので、とにかくそれを頼む。

ここでも中庭のテーブルに座れて、隣のニューヨーカーの白人男性が親切なアイサツをくれた。

「楽しんでいる?ニューオーリンズではどこへ行ったの?」、「プリザベーションホールに行ってジャズ聞いて、ケイジャンフード食べて、ホテルに戻ったらケイジャンナイトで、昼間はダラダラ~」と言って、彼の奥さんと彼と3人で笑った。


気持ちがいい。出てきた料理は、昨日の小エビクリオールみたいだった。これ、ナマズじゃないよね? ガイド本の写真とも違う。土曜で客が多く質問するのも面倒だから、それを食べる。

いずれにせよ、コメとシーフードはうまい。フランスパンをそれに付けて食う。うめぇ~。


シーフードと米とフランスパン

ザリガニ料理

貴重なネットカフェ

日本食レストラン


レジを済ませレシートを見ると、Crawfish とある。おかしいと思い、辞書をタイプ。ナマズ = catfish, ザリガニ = crawfish. アレレ(笑)。まあ、うまかったからいいか。

おみやげ屋で、ポストカードとニューオーリンズのキーホルダーを買う(安いのを)。ここに来たことの証明だ。キーホルダーは、デイバッグに付けた。

レジの店員は、頭をスカーフで隠したモスリムの女性だった。何気ない会話だったが、マイノリティー同士でちょっと楽しい会話だった。ティーンか二十歳位のかわいい女の子。モスリムで。彼女の英語、聞き取れるし!! $8位の買い物。


ネットカフェでメールチェック。タバコを探すが、$5と高いのでパス。昨日買ったタバコは、ホテルで安いところを教えて貰った。地元の人が行くところを。買い溜めしたかったが、禁煙もチラリと考え、小出しに買っていたのだ。

ネットカフェでもタバコが安いところを教えて貰った。ワイン屋が安いらしい。でも、見つからなかったので郊外で安いのを買うことにした。タバコ、辞めたいけど辞められない。



雨が降りそうな・・・

明るい


薄暗い

薄暗い

薄暗い

暗い

暗い


車に乗り込み、今度こそ東海岸を目指す。I-10 へ。雨が降ってきた。段々強くなる。やっぱUSの雨は強いなー。楽しいなー、と余裕をかましていたら、土砂降りになり全ての視界が見えなくなる!!もちろん、ワイパーは最強でビュンビュン動くが雨脚がそれどころではない程強いのだ。

かすかに車線ラインと前後の車のライトが見えるだけ。走行感覚が無くなり、いつの間にか右へフラフラと動いていた。ここの高速が真っ直ぐでないからだ。都市部だけに、カーブがある。やばいやばいと、路肩へ逃げる。停車。



視界が

視界が

スコール


スコール

見えねー!!
ワイパーは最強なのだが

見えねー!!
ワイパーは最強なのだが

これはまだマシな方。サイドの視界

これはまだマシな方。サイドの視界


雨が弱るのを待つ。弱まるだろうか。どれ位ここでじっとしていればいいのか不安になった。他の車も路肩に避難。それでも追い越していく車も結構いたが・・・。

もちろん、ハザードはスコールで低速走行になった時から出してある。しかし、そのハザードでさえも弱々しくしか見えないのだ。なんというスコールだ・・・。

何とか雨が弱まって視界もいくらかマシになってきたところで、再度走行開始。また雨脚が強まってきた時にこんな所にいたくないからだ。それでも徐行する。20~30MPH。

ニューオーリンズの外に近づくにつれて雨が弱まり、雨が止む。ハリケーンの時はこんなものではないのだから、ヒヤリとする。自然の力は日本人の俺には計り知れないのだ。




郊外のガススタで降りて、コーヒーとタバコ。生き返る思いだ。さっきまでホテルで快適だったのだが、おかげで車中泊旅行の感覚を取り戻した。

あのホテルのオープンカフェもスコールを喰らったのだろうな・・・。運が良かったのか、何なのか・・・複雑。I-59 を北上。また来た道だ。

TA(Travel of America) ニューオーリンズでガスを入れて$8損した。3日前はおつりくれたのに今日はダメだという。お金は前払い。何ガロン買うか適当に言う。場所により、そういう買い方もある。ここは残念ながら、店員の教育がなってないようだ。

黒人デブ女性。会話の終わりに"baby, baby" とうるさいが、肝心なことはできない。「俺さぁ、2,3日前にここでガソリン買っておつりもらったけど、今日はダメなの?」、他の店員もおつりを払えるシステムを知らないようだ。「ダメ?Ok,ありがとう」と言って、諦めて後にした。

今までの経験だとTAには当たりハズレがある。そしてその落差が大きい傾向がある。Flying J はハズレはなかなか無い。シャワーもTAが$10。FJが$8.50。

ネットはTAのが早いが金も早くなくなる。結構故障も多いが。FJは遅い。金も現金では早く消費。クレジットなら妥当。(この時、クレジットで妥当だとは気付かなかった)。
失敗は経験だ。上手く使い分けよう。$8の損失は気にかかったが、トラックストップの上手い使い方を覚えたのと、ニューオーリンズでの楽しかったことに意識を向けた。


視界が開けた

視界が開けた

視界が開けた

すっかり雨は上がった

TAで一休み

気持ちよさそう


途中、夜の8~9時、車内で仮眠。ニューオーリンズは湿っていて暑かった。熱帯みたい。汗をかきまくりだったので、シャワーを浴びたいと思いながら走る。

ルイジアナ~ミシシッピ(隣がニューオーリンズだからか、パトカー多い)~アラバマを走る。アラバマでもアトランタ方面ではない森しかない田舎地帯。トラックストップも余り無い。気付いた時にはトラックストップを通り過ぎ、次の出口も遠い。

レストエリア(日本で言うパーキングエリア)に寄ってみるが、 visitor center が併設されており中に管理人がいる・・・真夜中でも!!

休憩しに来た人も、アジアンの俺が真夜中にこんな所にいるのが珍しいのか(笑)、振り返って驚きの顔で俺を見ていた。何度も。田舎だからなぁ。これではトイレで歯磨きはやりづらかった。この辺のレストエリアはどこもそうだった・・・アラバマ。



I-59 to North

夕焼け

夕焼けとコンボイ

サイドミラーショット

夜のレストエリア


雨が降っていたので車内で歯磨きをし、ドアを開けて駐車場にうがい。コソコソと。

1時位まで走った。行けどもよさげなトラックストップやレストエリアはない。テネシー州に入りすぐの街、Chattanooga レストエリアへ。ここも24時間営業のvisitor center 併設。人がいようが、疲れたので寝る。いや待てよ、人が居る方が安全か? 俺って不審人物か(笑)。




     


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