2013年6月4日火曜日

3-14 サンフランシスコ観光 その1(CA)


     



朝3,4時に寝床に戻ると、フランス人のおじさんが何やら聞いてきた。"time, time" とウォッチを見せてくる。時間だ。俺のウォッチを見せる。

俺のは既に西海岸DST(Daylight Saving Time, サマータイム)にセットしてある。おじさんのは1,2時間進んでいた。

「俺はまた少し寝るよ、おやすみ、おじさん。」

 と言って目をつぶる。少ししておじさんが何やらごそごそやり出して、どでかいキャリーバッグやらをドアの所へ・・・?どうやらこんな朝早くに旅立つらしい。今日ホステルを出るとは聞いていたが・・・。"good luck" 他のフランス語を話す男性にも挨拶をしていた。


 発音がフランス語なまりで英語とフランス語を喋ってくるおじさん。話し相手がいないのか俺に良く話しかけてくれた(短い付き合いだったが)。ニューヨークから入国し、他の都市を空路で経てサンフランシスコの次はサンディエゴ、ロスアンゼルスへ行くとの事。


昨日、食堂に案内されて、朝食はタダだから覚えておきなさいと言われた(知ってるがな(笑))。疲れていたが、theater room で軽くUSのTVも一緒に見たっけ。

どこか間が抜けているが、人なつっこく、英語も十分ではないが話しかけてくる大らかさ。優しさと上品さが混じった雰囲気。うーん、フランス人だ。短い付き合いだったが、アリガトウ!!一期一会、出会いが宝。旅の醍醐味。





4~8時まで眠れた。目覚めの一服をユースの玄関に吸いに行く。既に人の往来が盛んだ。ヨセミテや市内観光のバスがホテルの前に来ている。

デカイ。バックパックやキャリーバッグなどのデカイ・複数のカバンを持った旅行者達。老若男女。人種も色々(白人多い、たまにアジアン。黒人見ない)いる。新鮮だなぁ。こういう旅の風景は何年ぶりだろうか。北海道のツーリング以来だ。


フリーの朝食。べーグル、食パン、コーヒー、オレンジジュースで腹を膨らませる。使った食器は洗っておく。これがユース流だ。


さて、観光開始だ。どこへ行こうか。まずは昨日散々迷ったこの辺りの地理を。Mason st を駅方面へ。何ブロックか行き、他の通りに入って Market st に出た。何だ・・・他の通りが1,2本斜めにかんでいたから昨日は見つけられなかっただけか・・・。


ケーブルカーの発車駅にもの凄い人だかり。国内旅行者も大勢いるのだろう。白人が多い。観光案内所に行く。

地下街にあった。地図やクーポン券を手に入れる。KDDI-Mobile の住所を地図上で教えて貰う。ヨーロッパ言語や日本語、中国語もあったかな? 言語分けした地図やガイドペーパーがある。案内所の面積も日本のコンビニより広い。すごいなぁ。



プリペイド携帯の会社を探す。日本で調べてきた分には、最安だった。日本語サポートもあるみたいだし。電話して、事務所の場所を聞く。日本語OKだった。

家電屋が入っている建物の一室のとても小さい事務所。当然、看板は出ていない。ビル内部の表札のみ。

狭い事務所に入り話を聞くと、値段は他社と変わり映えしない。HPの情報ウソじゃないか。deposit (保証金)でいくらか預けるらしい。

面倒だからケイコからそのまま携帯を借りよう。無くなってきたら、ケイコとジェームスに知らせてリチャージして貰おう。素早い対応を願う。


碁盤の目の街を北へ向かう。ユニオン・スクウェアを見る。ただの公園だが、観光客が多い。

チャイナタウンへ。この辺だけ「中華」になっていた。お土産店、レストラン、食料品店多い。99.9 セントのサンダルを買う。インチ表示をガイド本の度量衡で確認したが、これが実は小さかったので捨てるハメになった。チャイナだからだろうか・・・。

うまくて安そうなtake out ok の中華レストランを見つけるが、空腹ではないのでFisherman's Wharfへ向かう。


坂道が・・・。歩く歩く。Muni メトロがバスも電車も同じチケットで乗れて数時間はそのチケットが使える事を知らなかったのと、実際に自分の足で歩きたかったからだ。

ガイド本はケチって2年前のだった。おかげで交通システムが変更した情報は載っていなかった。



ワシントンスクウェア(公園)

チャイナタウン

ストリートパフォーマー

ピア39



海が見えてきた。Pier39。レンタル自転車があった。屋台の食べ物は日本並みに高い。海沿いにゲートブリッジ方面へ歩く。ただの波止場だ。今は観光クルーズ。少し行くと、人が多く集まっている。

レストランが多い。屋台も多い。値段はやっぱり高いのね。最安のクラムチャウダーでも$4.95(税抜き)。何やらシンプルなお立ち台で、ロボットのパフォーマンスをしている男が・・・。

彼は全身シルバー。ラジカセと舌に何か仕込んで音楽に合わせて「ウィーン、シャキーン」と体を動かす。面白い。人々が立ち止まり見入る。パフォーマンスも客との接し方もうまい。黒人だ。

ペラペラの英語を聞き取れなくても楽しめる。とても面白かったので、$2位のチップをバケツに入れ、握手。thanks.


Golden Gate Bridge が見える。橋だ。そう、名前と歴史からしてどデカイ橋。世界一デカイらしいが、日本の四国3橋よりもデカイのだろうか。

まあ、橋だ。見に行くのやめようかな。サンフランシスコに戻る時に$5取られるらしいし。橋は所詮橋だからな。歩きでは遠いし、バス代もイヤだ。



Fort Mason、昔は軍用地だったが、今はレクリエーションエリアとパーキングエリアになっている。シスコの一番人気のユースがある。車での道順を確認しに行く。帰りの飛行機を待つ間、ここの宿泊を予約してある。

公園が近くにあり綺麗なところだ。海もすぐ目の前。公園の芝生の上に寝転がりたい。

ホステルを見つける。相変わらず、探すのが面倒。小さい看板が出ていただけマシか。まあ、ユースは安いからね・・・。

腹が減ったのでFisherman's Wharfへ戻り、クラムチャウダーを食う。うまい。しかしうまいのは表面近くだけで、底面に近づくにつれて酸っぱくしょっぱくなる。満腹ではないが腹の足しにはなった。


近くのCannery(缶詰工場跡地)へ、今はレストランやカフェ、広場となっている。ラテン系の?ステキなストリートミュージシャンが3人、彼らの演奏を聴きながら観光案内用紙の整理をする。

アコーギター、バイオリン?、ドラムといった組み合わせ。30~50分は聞き入る。$1.50を払う。バンドの名刺をもらう。Az Samad という人。帰国後検索すると、アコーギターだけだった。日本にも来るらしいが、俺は3人揃ったのを聞きたいな。


サンフランシスコ街並み

この坂道!!

勾配がきつい

ユニオンスクエア



ケーブルカー乗り場のHyde 駅へ。行列が。辺りを歩きチケット売り場を探す。無い。後で払うという事か。列に並んでいると、後ろの老夫婦もチケット売り場の質問を。初めは割り込みの文句かと思った(笑)。「分かりません。多分乗る時では。」と俺。他の人に聞いても同じだった。

そこから会話が始まり、老婦人と話し込む。「どこから来たの?、どこまで行くの?」。俺のUSレンタカー一周を伝えた。彼らはニューヨーク州(ニューヨークシティよりも北)に住んでいて、娘が5年間神奈川に住んでいるとの事。留学生で日本に来て就職したらしい。

こんな所でこういうご縁が。この老婦人、別の娘の旦那の誕生パーティ(40歳)でわざわざ東から西まで来たとの事!! ゆっくり話してくれたので聞き取りには問題なかった。

俺がキャナリーでステキなストリートミュージックを聴いたというと、彼女に「あなたはラッキーだったのよ」と言われた。今、ケーブルカーを待つ列の横で一人ミュージシャンがいるが・・・ウソだろ(笑)というほど下手なギター弾きだった。


AZ Samad

これを歩いたのか・・・・

しょっぱかった

揺れが激しい


ケーブルカー発車で彼女らと別れる。ケーブルカーで隣に座った金髪美人、話しかけるとやはり国内ツーリスト。シカゴから。彼女の英語はシンプルに話してくれたので聞き取れた。

目の前の立ち乗りの位置に日本人カップル。ビデオカメラ持っていたのが羨ましかった。

4人でケーブルカーのツアーを楽しんだ。揺れる揺れる。$5の価値はあったな。もう乗る必要はないな。人と触れ合えた。まだペラペラ英語の聞き取りはできないが、その内慣れるだろう。


Market st 近くで降り、ハンバーガー屋で$5.50のセットを頼む。聞き取りにくくドジるが、何とかなる。店には警官一人が見張り、ホームレスらしき男一人が食事をしていた。



     


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