2013年6月16日日曜日

3-20 ヒストリックロードR66 に寄り道


     



US初のモーテル。グレードは低いが俺には十分。歩き方にも載っているモーテル。貯まっていた日記、走行距離管理、使用金額管理、下着の洗濯などを行う。缶詰はなくなったので、べーグルとインスタントコーヒーで朝食。

モーテルには11:30AM位までゆっくりした。チェックアウトタイムは正午の12時。モーテルにデカイ犬を連れ込んでいたおじさんがいて、少しあいさつを交わす。ペットOKのモーテルなのだ。


室内灯で乾かしておいたズボン・フリースはほぼOK。ズボンだけは外でさらに干す。さすがにモーテルだと疲れが取れる。生き返る思いだ。前日まで運転中に脳がピリピリして、疲れとムリを実感した。何マイル走った事か。

たまにはモーテルに泊まり、じっくり休もう。いつもはトラックストップやレストエリアで車中泊。シャワーはトラックストップで2日に1回だ。TVで東部や五大湖周辺の大雨・洪水情報を見た。車も水に浸かっていた。USでの大自然の災害を実感した。


R66

R66の博物館 キングマンで

山をぶった切って・・・

I-40 いい眺めだ

R66の博物館 キングマンで


モーテルを出てガススタで給油。買い物した時に店員とおしゃべり。USでのタバコの税金のワースト3の州は、ニューヨーク、カリフォルニア、アリゾナだと教えて貰った。ここはアリゾナなのでタバコ1箱3ドルはした。

ただし、いつもお店で"Give me your cheapest cigarrette" 「あなたの店で一番安いタバコ頂戴。」と言っていた。たまに、葉巻一本出されることもあったが(笑)。

今度はトラベルセンターに行ってみる。R66のミュージアム。汽車や開拓道を切り開いた歴史が。この町の鉄道はあの大陸横断鉄道なのだろうか。駐車場にはハーレー乗り、 BMW のお兄さん2人。



アメリカの車事情・走っている車
USのライダーはハーレーや日本製アメリカン、ゴールドウィング、BMW などの高速クルージングだ。真っ直ぐな長距離と、暑い、寒い、風強い、砂埃などの過酷な環境では、レーサーやモトクロッサーはピックアップの荷台に積むかキャリーに積んで牽引して目的地まで運ぶようだ。金持ち!!

車もクルージング用が多い。レクサスやアキュラ、インフィニティがバンバン走っている。ヨーロッパの高級車、韓国車と世界中の車が走る。ピックアップやRVも多い。アメ車はデカイ。フォードのピックアップ、GMのRV。ダートや牽引にその力を発揮している。

セダンが最も多いだろうか。盗難防止や強い陽射しから荷物を守るためには、やはりトランクが必要。カローラ、カムリ、シビック、アコード、アルティマと日本車が多い。フィットやヴィッツも見るにはみたが、高速クルージングには向かないので市街地や短い高速走行でたまに見る位だった。

やはり、日本とは違うなぁ。カリフォルニアや全米で、プリウスが多かった。環境志向が高いのはいいが、その前に交通マナーや減速をして欲しい。こうも高速クルージングが多くては、ハイブリッドの強みは活かせない。

いずれクリーンディーゼルが流行りそうだ。ハイブリッドは日本のようなストップアンドゴーが多い所でこそ、強みを発揮するのだから。

USドライブは3月中旬でも、虫の付着や砂埃、ダートでのドロでメチャクチャ汚れる(場所によるが)。レクサスですら、埃まみれになって走っているのを見かける(笑)。


R66 Seligman 近く

R66 Seligman 近く

R66 Seligman 近く

R66 Seligman 近く

R66 Seligman 近く


キングマンを後に、I-40に乗る。R66を走ってみたくなりすぐに降りる。時間は昼を過ぎている。Seligmanで降りたので、コテコテのヒストリックロードを走っていた。派手な装飾の町を過ぎる。R66を進む。アリゾナらしい砂漠の地平線を堪能。

広い路肩に車を止め、デジカメの三脚を拡げ、写真撮影。トラックが近づいてきてホーンを鳴らす。何だ?と振り向く前に強風が。とっさに頭を抱え込んだ(笑)。

ただでさえ横風が強かったので、三脚ごとカメラが飛ばされないかと冷や冷やした。地平線をバックに入れる角度や、背景と自分と車とのピント調整が難しい。2,3度車を止めてチャレンジ。サンダル履きだったので、つまずいて転びそうになる。

フラッグスタッフへ向けてR66を走るが、何か方角がおかしいような。コンパスは西と東を示し、よく分からない。標識も何やら変だ。途中のフードマートで方角を聞いたら、 I-40を降りた場所が既にこの辺ではR66の最終ポイントだったようだ。

来た道を引き返しI-40に乗る。無駄足に思えたが、R66の楽しい体験に満足。そういや、電車も横を走っていたっけ。

前日までのトラブルを考えると、往復1000km位の逆戻りは正解だった。こんなにカッコイイUSのヒストリックロードがあったのに、夜のインターステート(高速)で何も見えない中を素通りしていたのだから。R66に呼び戻されたのか、俺が単にマヌケだったのか(笑)。


電車


R66 記念撮影

ジョーク看板がいくつか続いていた

セリグマン コテコテの装飾  カメラ追いつかず

kingman-Flagstaff-Winslow と荒野と天然の岩石彫刻に感動しながら標高を上げていく。赤茶色の岩山・岩壁に目を見張る。

岩をくりぬいた道路を通った時、岩壁が赤茶色だった。とっさにポワワ~ンと温かさを感じた。岩壁を抜けるとすぐにその感覚はなくなったが。


セドナでも特徴の赤茶色の岩。富士山に似た感じがする。グランドキャニオン周辺ではそう感じた。神々しい感覚と景色に心洗われていく。

ネイティブアメリカンのフィーリングやアートに頷く。家族、友人、愛、絆、自然。単にあるがままが美しい。過酷な自然ではあるが、とても気持ちがいい。


Red Land  メテオクレーターセンターへの道

フラッグスタッフ付近、雪がある

I-40沿い Red Mt.

メテオクレーターセンターへの道

メテオクレーターセンターへの道


Winslow 手前のMeteor Crater Center に行ってみた。フラッグスタッフからウィンスローを抜けても、ずっと赤茶色の地面や山々が続いていた。「ここは本当に地球なのだろうか?」と思う。 360°地平線が見え、地球は丸いと実感できる。

メテオクレーターセンターも赤茶色の大地に囲まれていたが、PM5:00だったので閉まってしまった。手前のガススタで割高なガスを入れたのだが・・・。あ~あ。隕石クレーターセンターまでの道ばたでは牛が放牧されていた。


I-40 360度見渡せる

I-40 360度見渡せる

Ramen ラーメン 発見

ポパイ缶詰

電車は何キロ続くのか


グランドキャニオン、赤茶色の大地と山・岩、セドナ、隕石が落ちた場所(ここの他にももう一カ所あった)。これらは偶然ではないだろう。ネイティブアメリカンの自然崇拝や彼らの素朴だが美しいアート。スピリチュアルな場所だ。ヒーリングが流行っているセドナだけではないな。


ウィンスローのフライングJのレストランで、一昨日世話になったウェイトレス(太った女性)にあいさつとチップを渡そうと思ったが見あたらず、レストランで高い・高カロリーなメシを食う気にもなれず、みんな忙しそうにしていたらから諦めた。ウィンスローのモール、ウォルマートでパンや缶詰めを買い込んだ。



甘いもの

甘いもの

甘いもの・・・

胸焼けしてきた・・・

胸焼けしてきた・・・

缶詰がたくさん!


ウィンスローを後にしI-40に乗る。まだPM8:30。シャワーは今日は浴びないし、まだ手持ちぶさたな時間。途中で光り輝く工場か科学的な処理センターを見た。煙突があったからね。

Lupton という町のガススタまで走る走る。ガス価格がギンギラギンに輝いていて、その光に吸い寄せられたのと眠くなった。PM11:30。

トラックの集まるガススタに着き、晩飯を食う。買ってきたサラダは甘いのと漬け物みたいな味で、そのままでは食べられずツナとパンに挟んでサンドイッチにして食べた。野菜補充。野菜は野菜ジュースでも探そうかな。

ワインをここで飲み干す。渋いワインだった。パトカーがいたので、彼らが立ち去るまでワインは控えた。USでは車内に栓の開いたアルコールがあるだけで逮捕されるからだ。車中泊してここで寝ると言えば大丈夫だろうが、先ずそんな人は全然見ない。


ガススタの建物はいくらかボロく、トイレは臭く壊れて "No Order" 「使用中止」の張り紙のある便器もあった。それでも歯磨きしているトラックドライバーもいたが。ハズレのガススタだった。ガス価格は安かったが、コーヒーが高かった。 16oz で$1.79 は高い。汚いトイレを我慢し歯磨きをした。水の味がまずかった。車に戻り寝る。外は冷え込んでいるが、日本製のナンガの寝袋は暖かい。AM12:00位にオヤスミ。


下道で

今夜の寝床 ConocoのGS

汚いトラックストップだった

Flying J ウィンスローで。モーターホームの車中泊

なんの施設だろう。明かりがきれいだ



     


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