2013年6月2日日曜日

トラックストップとは

US トラックストップ





     


トラックストップとは


その名の通り、トラックが止まって運ちゃんが休憩したり睡眠を取ったりする場所のことです。もちろん、一般人も利用する便利なGSです。当初、アメリカ旅行を決めた時にアメリカ人のネット友達とモーテル価格やキャンプ場の価格を相談していて、知るに至った最安の車中泊場所・施設です。

トラックストップ Flying J

トラックストップ Flying J

トラックストップ Flying J


トラックストップ Love's

ラブス

トラックストップ
TA (TravelCenter of America)


基本的には、24時間営業の大きなガソリンスタンド。USのGSはレジがコンビニになっていて、GSにコンビニ併設が基本です。
そこにシャワーやランドリーがついていれば、間違いなくトラックストップです。郊外に出ればたいていあります。中には、"No Overnight Parking" 「1晩中の駐車禁止」と看板があれば、そこは普通のGSです。



ローカル・トラックストップ

Pilot

ローカル・トラックストップ

TA (Travel Center of America)


トラック用給油エリア

ローカル・トラックストップ

ローカル・トラックストップ

ローカル・トラックストップ


シャワー・ランドリーがなく「一晩中の駐車禁止」の看板もないGSは普通のGSなのでしょうが、文句を言われなければ一晩くらいは眠れると思います。そういう場所は一晩だけ経験があります。

ガス、コンビニの買い物、シャワーの支払・申し出(日本のクレジットカードではセルフガスができない場合や、現金でガスを買う場合)、 コンピュータの苦情などは全てコンビニ(フードマート)のレジで行います。レストランや床屋・マッサージ(場所によってはある)は別レジです。


ここのConocoはひと味違った

petro

Love's


モーターホームも

Flying Jパンフレット

TAのパンフレット

Love's パンフレット


フードマート(コンビニ)店内

フォーク状に並ぶ

レジ

Flying J ガス、レストラン、カジノ


その中でも全米規模でチェーンを出している2大トラックストップが、Flying J (フライングJ)と、TA (Travel Center of America) です。※2018年追記、3大トラックストップ、FlyinJ(Pilot FlyingJ :合併のため)、Love's、TA。

この2つのGSには、コンビニとシャワー・ランドリーの他にレストランやゲームセンター、一応使えるコンピュータとネット、ホットスポット( WiFi )などがあります。場所によっては、床屋やマッサージルームも併設していました。



電子レンジもフリーで使用可能

美味い・デカイ・安い セルフコーヒー

服も売ってる

タバコなどはレジで

ブーツ

お土産コーナーでハットも

安い革ジャンまで
運ちゃん用の旅用品や車の修理道具も


そういった、小さなGSから大きなトラックストップまで、私は車中泊をして宿代を浮かしていました。もちろん、邪魔にならない隅の方や買い物客が乗り付けるスペースは避けて。

実際、現地の人や旅行者はモーターホーム(大きなキャンピングカー)でトラックストップに乗り付けて、専用のスペースで車中泊していました。



シャワー・ランドリー待合いラウンジ

シャワールーム

カギをかけて

石けんのみ


シャワーは時間制限無しでシャワー代が$10位駐車するのはタダですから。持参した寝袋は、日本製の2,3万円はするものでしたが、十分元は取りました。モーテル価格は大都市部を除けば、場所や曜日により$30~$60でした。大体は、$45~$50(税込み)はしたと思います。

私は2,3日に一度はシャワーを浴びてシャワーの際に人力で洗濯もしていました。オトコの用事もここでしかできないですね(笑)。


TAのコンピュータ コストパフォーマンスはスゲー悪い
ネットカフェが人気が無くてWiFi が主流なのだ

TAのコンピュータ コストパフォーマンスはスゲー悪い
ネットカフェが人気が無くてWiFi が主流なのだ

ここに窓ふき用のワイパーがある。
虫などの付着を取り、備え付けの紙で窓を拭く。



窓そうじ





レストラン側駐車場(一般客用)。店員も駐車。
こちら側でいつも車中泊


さて、「それって危ないんじゃないの? 犯罪に巻き込まれない?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。私も初めはビクビクでしたが、911テロ以降、全米で警察の巡回・警備が厳しくなったとのことで、結構ポリスが見回りをしていました。


「それでも、やっぱりアメリカは危ないんじゃないの?」


と思われるかもしれません。では、トラックストップで犯罪が起きるとすれば、トラックの運ちゃんは格好の獲物です。アメリカの物流は成り立たないか、運ちゃんも武装するか、ガードマンを連れた運搬が必要になるでしょう。



実際、私もトラックドライバーも時にはトイレしかないレストエリア(日本で言う高速のパーキングエリア)で眠らなければならない時がありました。24時間営業のGSのように、照明が明るいわけではありません。

そこも、完全ではないが大丈夫でした。もっとも、そんなトイレしかないようなへんぴな所で犯罪者に利益があるとは思えませんでしたが(笑)。




レジのすぐ前 短時間の駐車エリア

ローカル・トラックストップ 真夜中でも明るい
 警察も見回り・休憩に来る

夜も明るく24時間人がいる

一般客用駐車エリア



レストランの明かりが眩しい

夜でも明るい



レストラン側で車中泊


こういうボロイ所もある


一企業のTSが日本のSAPA一つに相当する規模。カッコイイ一枚。動画に載せておくのを忘れちゃったよぉ(笑)カッコイイのに暗いから画像選別から漏れてた!!


そこまで計算した上で、それで犯罪に巻き込まれることがあれば仕方がないと、割り切っていました。そういえば、レストエリアでも警察の見回りがあったと記憶しています。それに比較的治安が悪いのは都市部だと思います。スラム街は田舎にはなかなかないと思いますから。

また、これはアメリカの格差かもしれませんがモーターホームや高級車(日本車で言えばレクサス、アキュラ、インフィニティ)がバンバン走っていました。やはり、USは金持ちが多い国なのでしょう。2008年の金融危機以降、どうなるかは分かりませんが。




Trailer トレイラー

towing 牽引

長距離バスも休憩ポイントに寄る

モーターホーム(キャンピングカー) バスの大きさ



USで車中泊の旅行と言えばモーターホーム(キャンピングカー・バス並の大きさ)が当たり前でした。私のように寝袋持参でリアシートで寝ることは、モーターホームレスと思われていたかもしれません。


実際、ネイティブアメリカン系のモーターホームレスに英語ではない言葉(ネイティブアメリカンの言語か?)で話しかけられました。同じモンゴロイドの顔でしたから。店の人には、アジア系のトラックドライバーだと思われていたみたいでしたが。


コンビニ側から建物を撮影 写りが暗い

床屋などもあった 珍しいが

ローカル・トラックストップ ボロイ

土田舎にもあるので心強い

商用か個人用か、なんだか分からないトレーラー




話しをトラックストップに戻すと、アメリカの町やGSは"Gas, Fuel"「ガソリン」、"Food"「レストラン、ファストフード」、"Loding"「モーテル」が固まって一つの小さな町のようになっています。高速を走っていると、それらの看板が出てきます。カリフォルニアでは看板が乏しくて苦労しましたが。



なので、大きな街道沿いや高速であれば、物資の補給や休憩エリアは簡単に見つかります。ただし、よほどの僻地の高速や土田舎の国道・州道では、次のGS・モーテルまであと100マイルということもありました。

次の~~ まち~まで~あと~~ 何百マイル(キロ)~♪ (中島みゆき 流星)


FREE

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Flying J at Utah Richfield




<おまけ レストエリア>


大きなトラックストップはインターステート(高速)沿いにあります。高速がタダなので乗り降りが自由です。しかしどこにでもあるわけではなく、比較的大きな街の近くや交通の要所にあります。

なので、交通の要所ではない所で眠らなければいけない時や、目的地まで辿り着けなかった時は小さなトラックストップ(一晩中の駐車がOKのGS)や、レストエリアで寝ました。


レストエリアとは、日本で言えば高速のパーキングエリアに当たります。基本的には駐車場とトイレのみ。場所によっては、ベンダー(自動販売機)や観光案内所が併設しています。

レストエリアも主に高速沿いに定期的にあります。トラックストップに辿り着けなかった時は、ここで寝ていました。朝のホットコーヒーは売ってませんが。

US-Hwy(ユーエスハイウェイ・国道)沿いにもチラホラありましたが、国道沿いにはあまり見かけませんでした。というよりも、いつも高速を走っていたので、正確に把握はしてません。


   レストエリアについて・・・

後日、アメリカでトラッカーをやっている日本人の方のブログを見つけたので話を聞いてみると、レストエリアは安全ではないようだった。私見ではそれは場所に依ると思う。土田舎で、犯罪者に利益があるとは思えないからだ。しかし、考え方によっては金持ってる格好・態度をしていたり、人がいない土田舎だからこそ犯罪者に有利なのかもしれない。

よって、一般的には余り安全ではないと思う。だが私個人であれば、おそらく場所を選んでレストエリアを利用するだろう。ただし、テキサスのあるレストエリアでは監視カメラが付いていて"Safety Rest Area" とあったのと雰囲気がやばかったので、そこは個人の嗅覚次第だと思う。

結論、レストエリアは自己責任です(笑)。

でも、トラッカーも寝てるから大丈夫なはずなんだけどなぁ・・・。モーターホームも夜中にレストエリアに停まっている。休憩しているだけだろうか・・・。いや、寝てるはず・・・。俺的には、レストエリアもOKってことで・・・。

ちなみに、上記のトラッカーの方はWal Martを寝る場所として利用するようです。もし、コレを読んで同じ事をされる方がいれば、マナーを守って行って下さい。トラッカーの安息の場を奪わないように!

そうか、その手があったのか・・・。


国道沿いのレストエリア。
ホームレスがゴミを漁っていたのが気になった

いるいるお仲間が

一応、Safety とあるが土田舎なので、まあ安全だろう


有料の高速では、レストエリアにお店が充実。
日本の高速のサービスエリアのようだ。


有料の高速(希)のレストエリアで

夜のレストエリア。やはり、運ちゃんが休んでいる。

レストエリアのトイレ

有料の高速では、レストエリアにお店が充実。
日本の高速のサービスエリアのようだ。
でも、有料からは逃げられない(笑)


Kingman アリゾナ TA(トラックストップ)にて


トラックストップ、説明終わりです。ここまで読んでいただいて、ありがとうございました(^^) 最後にI-40沿いのカッコイイ山とコンボイのショットです。




     


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