東へ。砂漠だ。赤土と白いのと。まさに荒野といった感じだ。巨大な送電線と鉄塔が見えた。モニュメントバレーが近いのだなと、感じる。もう夕方で赤土と夕日がいい感じだ。
R89 に出て、南へ。フラッグスタッフへ行く。その頃にはもう真っ暗になっていた。ここから52マイル東のウィンスローが今夜のFJだ。他に近そうなFJはない。TAもない。とにかく、以前世話になったFJウィンスローに行く。
夕方、赤茶色の大地 |
以前、ここのレストランで世話になった事があった。トラぶった時に入ったレストラン。太ったウェイトレスに優しくされたのが思い出深い。今回は、彼女らしい人は見なかった。
それっぽい人はいたが2人いて、どっちだがわからなかったし、雰囲気が違っていた。バフェットで$9位。割高のオレンジジュースも$2.50 で頼む。もう疲れた。
ピザ、チキン、白身っぽい魚(魚が嬉しい)、ポテト、生野菜!! をたらふく食べる。テイクアウトしたいくらいだ。それではバフェットにならんが。死ぬ程腹に詰め込んだ。
レジでおつりをチップとして渡す。細かいのがなかったからだ。
以前に助けてもらった義理がここにはあったが、それはその時のその瞬間のもののようだった。今は既に変わっていた。誰があのウェイトレスだったかも分からない。今は過去とは違うというワケか。
その時にやっておきたいことは、その時にやっておくべきだったな。まあ、いいか。満腹なのと酒が効いてきたので、食後すぐにダウン。
奮発してバフェイ |
死ぬ程食ってやる |
生野菜!! |
帰国後思ったことだが、バストロー、ウィンスローに戻ってきてみてUSのトラックストップ車中泊の旅にすっかり慣れている自分にこの時に気付いていた。当たり前だが。
さすがに旅も終盤、終わりも近い。トラックストップの使い方のノウハウも心得ているし、USでの車の旅にもさすがに慣れた。
以前は、トラックストップの利用の仕方や車中泊の仕方、USでの勝手が分からず何もかもが新鮮で間違えながらトライしていた。あの頃は、旅も始まりで全てがこれからだった。
旅も終盤だが、この後も感慨にふける余裕は俺にはなかった・・・。次の日も新たな冒険だし新たな出会いだ。毎日がそうだった。でもこれが同じ場所にずっと居続けたら飽きてくるだろう。
以前トラぶったウィンスローに戻ってきて以前との違いを認識する度に、何だか以前の自分が羨ましくなったような寂しさを覚えた。今、日本でこれをタイプしていてそう感じる。
その時は「今」や「明日」のことしか考えられなかったが、まだ見ぬ土地を目指して走り始めた序盤の頃は不器用ながらも楽しかった。
旅に慣れて以前の場所に戻って来たこの時、自分の成長を感じた。
さて明日は、グレンキャニオンダムにレインボーブリッジ国立公園にモニュメントバレーだ。あの辺は地図で見るのとグランドキャニオンからの帰り道から察するにトラックストップはない。
時間的にどうなるかはすごく怪しいが一度フラッグスタッフ辺りに戻って寝床を探そう。4月で標高も高いから夜・朝は寒いのだ。おまけにあの辺は何もないエリアだ。
グランドキャニオン・トレイルは時間的に確実にムリだな。しゃあないか。まあ、行き当たりばったり楽しもうか。
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