アメリカ一周トラックストップ車中泊の旅 around US Trip of Sleeping at TruckStop: 4-8 アメリカのど田舎カンザス (KS,CO)

　　　　　

昨夜、雨と寒さの中たどり着いたレストエリアは、Topeka とSalina の間。疲れと眠気のピーク中をたどり着いたのだった。

雨と寒さの中、Salina まで走り、R66 のトラックストップで休む。ホットコーヒー。以外にもイス、テーブル、ＴＶといったトラッカー用の休憩場があり、ごやっかい。

ズボンやベルトが欲しかったが、買ったのはコーヒーのみ。ズボンのサイズが気になり試着したかったからだ。ちなみに、インチサイズ。

R66 Philips

君もトラッカーにならないか・・・なりたい・・・

お土産の絵

I-70

サリナのＦＪへ。今更だが、マイカップを買った。今更だ（笑）。

ホットコーヒーを安く飲む方法

ＧＳ毎に自社のロゴ入りのカップを販売している。それでコーヒーやカプチーノ、ジュースを買うと安くなるのだ。トラッカーによっては水筒や他社のカップを使っている人もいる。

今までどれくらいホットコーヒーを買ってきただろうか。毎朝飲んでる。今まで、どのトラックストップに泊まるか分からない日々だったので買わなかった。

実を言うと、カップのロゴとコーヒーを買うＧＳが同じじゃないと・・・と気が引けていた自分。会社が違えば割引を受けられない・・・とか。おそらく、マイカップならば割引されるだろう。水筒でもいいのだから。

紙カップで毎朝コーヒーを飲んでいれば、環境にもお財布にも悪い。ＦＪファンの俺には記念品だし、"First fill up Free" 最初の一杯はタダという張り紙に惹かれた（笑）。

実は「最初の一杯目はフリー」はプロのトラッカーでFJ会員でどうのこうの・・・という条件があるので、日本人の俺には当てはまらない条件だったのだが。

34oz のカップを買った。デカ過ぎるが、車のカップホルダーに入る形がそれしかなかったのだ。他のドライバーは底が広いカップでどうやって固定しているのだろう。

これのおかげで、34oz とデカイのだが、24oz で$1.50 していたコーヒーが＄１で飲めるようになった。もっと早く買っておけばよかった。

ビーフジャーキーとべーグルで朝飯。西へ。サリナの市街地はI-70 からいくらか南にあったようで、高速沿いからは町が見えなかった。何もないカンザス、ひたすら西へ。

フライングＪカップ

カンザスの風景

デカ過ぎ　これしか車に挿せない

Hays でメキシカンレストランの看板を見て高速を降りた。店に入る。メキシカンレストランの勝手が分からない。ライスと豆のブリトーを頼んだがそれだけでは足りずに、チキングリルサラダも頼む。

ライス症候群だ。体がファストフード以外のちゃんとした食事を求めていた。合計$15 也。

入り口から入ってすぐに"today feature" 「今日のオススメ（かな？）」がボードに出ていたのだが、確実に米を食いたかったので高い昼飯となってしまった。

食べきれなかったチキンサラダと水と一緒に出されたメキシカンチップスは、パックをもらいテイクアウト。ただでは転ばん。

女性店員が、「ペラペラペラ～～～」、？？としていると「ワカリマスカ？」と言われた（笑）。こんな超田舎でヒスパニック系の人が日本語を喋ったので、自分でも驚いた程の体の動きと「おお～～！！」と思わず声を上げた。

適当に「メキシカンレストランに来たのはこれが初めてなんだ」と答えておいたが、忙しいのか会話は続かなかった・・・ちくしょう。聞き取れればなぁ。おそらく、頼み方を間違えて残してしまった事を言いたかったのだろう、彼女は。

他の客の食べ方を見てみても、何かのセットメニューらしくサラダや肉、パン、米、豆と上手い具合にセットになっていた。今思えば、写真を見せて貰うとか実物を指させばよかったなぁ。分からないものは素直に分からないとして、行動すればよかったのだ。

メキシカンレストラン

米とブリトー

チキンサラダ

西へ。Kansas は何もない。テキサスよりも田舎だ。テキサスは、ダラスが全米でも有数のビジネス街らしいし、ヒューストンもあった。ＧＳも結構あった。ここはＧＳも全然ない。牧草地、畑、荒野？が広がる。こう同じ風景ばかりが続くと疲れる。

地図を見ても町が全然ないし、距離がありすぎる。今日もまた眠くなった。高速を降りて、畑道（砂利道）の広い所に停車。暑いけど昼寝。カンザス、何もない、人もいない、でもそんなカンザスも好きだ。雄大でカーボーイの土地だ。

起きてまた運転。余りにも何もないので元気がなくなる。スピードも60MPH とノロノロ運転になってしまう。Oakley のＴＡに着き、一休み。人の往来があり元気が出る。ジュースを買ってトイレを済ませて、じっくりと休憩を楽しむ。

近くに民間の飛行場があるのか、黄色い飛行機が飛び回っていた。途中の看板でも見たが、カンザスは航空機が盛んらしい。宇宙技術もあるとかそんな、看板を見たような覚えが・・・。

だったぴろい・・・街・・・

I-70 to West

こんな所で昼寝

昼寝からの風景

さて、行きますか　高速へ

町があり、人がいて、元気が出たので70MPH とスピードが出せるようになった。人間の体と心は不思議だ。日本では、こんな体験はありえないだろう。

次の町のウォルマートでボクサーパンツ（４つセット。ばら売りはない）とジーパンを買った。ジーパン、安いのは＄８だ。やっぱ本場は安い。俺が買ったのは$15 とそこでは高めのやつで、ちゃんと試着もした。これで今穿いているジーパンの洗濯ができる。車内で乾かせる。

今まで上着を洗ってきたのはモーテルなどだったからだ。パンツ、なんで買ったかというと、腹巻きにするためだ。テキサス辺りから、つまり２週間前からゲリピーが続いていたのだ。入国してから２週間後位から。何度トイレに駆け込んだ事か・・・レストエリア、ＧＳ、スーパーなどなど。

なのでパンツの股の部分をナイフで切って、腹巻き作成。そして、今更だが日本から持参した下痢止めの薬を飲んだ。結局、この薬は効かなかったが・・・。正露丸を持ってくればよかったと後悔した。

また、腹巻きも数日は効果を発揮したが、それ以後はゲリピーが復活した。帰国後も１，２週間はゲリピーだった。おそらく水が合わなかったのだろう。

アイゼンハワー　インターステート（高速）　システム

レストエリアで

運転席

リアシートが寝床

後部座席、寝床。

Colorado に入り、Limon のＦＪに９時過ぎにチェックイン。この辺はいくらか山の中だ。時差で１時間戻る。ＦＪを一通り見る。

ギフト品とかタバコの値段とか酒とか安そうな食べ物とか。今日の昼間は暑かったので、ビールを飲みたかった。ＦＪでは売ってないようなので、白人で長身の男性店員に聞く。高速の向かいにＴＡがあり、そっちの集落にいろいろお店があって酒屋もあるという。

「ありがとう、丁寧に答えてくれて。それでこそフライングＪだ！！」"Thank you for your kind answer. That's Flying J !!" と言うと、"Thank you !!" と笑顔で肩を叩かれた。こういう傾向がＦＪ。なので、俺はＦＪのリピーターでありファンだ。

ビールゲット。バニラヴォッカというのがセールだったので＄１０位で買う。味はそんなに美味くはないが、飲める。近くのR66 が大きなお土産屋になっていたので、立ち寄って２，３お土産を買う。シスコのケイコにコロラドのカレンダーや他の友達に毛皮の帽子の安いやつなどを買った。

ＦＪに戻り、ＵＳ国内では初めてのビールを飲む。缶ビール。こっちでは、ばら売りが少なくほとんどが６本とか１０本セットだった。セット売りなら小さい缶があった。おまけに、缶ビールのサイズも日本で言えば大きな缶ビールのサイズしかなかった。

助手席　散乱

水や農薬を散布か

なーーんにもないカンザスを走り抜けて、疲れとその達成感から飲んだビールは美味かった。ただし、やっぱり全部は飲み干せなかった。

ロッキー越えに備え、疲れていたので上着の洗濯はランドリーで洗い乾かした。シャワーを浴び汗を落とす。今日の洗濯はランドリー任せなので、シャワーの時に洗わないでいいし、乾かす都合もないから夜の内にシャワーを浴びれる。

空手だ

馬くんにズーム

人心地が

飛行機

トラックストップか？

メシを食っていたら、隣にパトカー３台があるのに気付いた。すぐに去っていった。何もなし。彼らの休憩・メシだろうか。会話が弾み、バカ笑いするさわやかさがあった。

ロッキー山脈越え、コロラドスプリングス周辺、ロッキー国立公園のルートプランを練る。時間がない。コロラドスプリングス周辺は距離があるので、９割ムリ。

ロッキー国立公園を通るルートはいくらか行けそうに見えた。基本的に時間がない。地図と時間を見ながら、行き当たりばったり行こう。

現在の目的は、時間通りに車を返す事だ。と、考えていると寒くなってきた。山に入ったので寒暖の差が激しい。AM 1:30 過ぎには寝た。