2013年6月29日土曜日

3-26 またまた引き返し ジャズのために (LA,MS,AL)


     


ニューオーリンズのTA。態度悪い。仕事遅い。白人かアジア系の背の低いスタッフは、対応がよかったが。この辺の人は南部だからかダラダラしていて、荒っぽく、疲れている・希望がないような感じ。

シャワーを済ませ、日記用のノートを追加で買った。例によってAM10:00までTAで用を足し、体を暖機させる。朝になって気付いたが、"Customer Parking Only 3 Hours" 「お客様の駐車は3時間まで」・・・とあった(笑)。どうりで、昨夜は、「シャワーは翌朝」と言ったら嫌な顔されたわけだ(笑)。まあ、いいか。少しだけどガスを入れI-59 を北上。

次の目的地はGreat Smoky Mountain の近くのトラックストップ。FJとTAが山の北側、高速の分岐点にある。そこまでは1日かかるだろう。今日はダラダラドライブ。今日もだな(笑)。



ライダーと共に
ライダーと共に(笑)

ライダーと共に



工事中。やはりデカイトラック

I-59 何もない森の中を走る

ハウス・トレーラー

ハウス・トレーラー

ハウス・トレーラー

ハウス・トレーラー

I-59 何もない森の中を走る

空が拡がる


Mississippi 州に入ると、車の流れが遅くなる。ポリスの取り締まりが厳しいのだろう。神奈川県から東京都に入ったような感じ・・・カリフォルニアからアリゾナでもそうだったな・・・。

いるいるsheriff。途中、見張りをしていた白人警官と目があった。お互い、まぶしいのでサングラス。珍しいであろうアジアンの俺を見ていた。


その後片側2車線で、右レーンを制限速度内で走行中に彼が俺の横にパトカーを付ける。タラタラ走る。インターからトラックなどが入ってくる。パトカーは追い越しレーンを俺に譲って減速したようだが、俺は追い越し車線には行かず、走行車線で減速。30~50MPH 位だろうか。おかげで後続は大渋滞に。あー、うざい。


警察は見慣れぬアジアンの俺に警告の意味で併走したのだろうが、面倒なのでとにかく減速。パトカーは俺を抜き去っていった。ああ、譲ってくれたけど俺は緊張する必要はなかったのだな。と、思った。

しかし、警察を見ると減速する癖だけは抜けないな(笑)。ウザイ、ウザイ。それでもルイジアナ州の荒っぽい運転から守られるのはありがたい。


I-59 森が続く

分岐では譲ろう。割り込みだったかな

Oversize Load 過尺載ハウストレーラー!!

Median 中央分離帯にいるのはSheriff


TAでネットを使う。機械が壊れており$1札が入らない。人に聞いたがペラペラで聞き取れない。戻ったらスタッフが修理をしていた。ヒューズか何かがとんだらしい。「ありがとう」というと、"Yes, Sir !!" と言われた(笑)。日々の点検をよろしくね。

彼の修理を待たずにさらに北上。またTA。ここでネットを使う。TAのネットができるコンピュータは、サクサク動くが金がなくなるのも早い。USはWiFi(無線LAN)が主流なのだ。金持ちだな。


サウスカロライナ州の友達からメールが届いていた。3日前だった。テキサスのモーテルを出た後に届いたのだろう。こちらの携帯番号を知らせておいたが、彼女はメールチェックを余りしないのでどうなることやら。デラウェアの友人にも連絡をしておいた。


TAのトイレでタッパーと箸を洗っていると、黒人ドライバーらしき男が何か言った。"hello" と返しておいたが、彼は無言でトイレを出て行った。少しして、
"What a man ! " 「何て男だ!」

と言われたのだと気付く。「まあ、いいじゃないの。違法ではないのだから。」とプンプンした。まあ、確かにキャンプ場でもないトラックストップのトイレでタッパーを洗う俺も俺なんだけどね。

思い返してみると、ドライバー達がコーヒーやジュースを入れる水筒やトラックストップのロゴ入りのでかいカップを、彼らもトイレで洗ってはいる。 しかしさすがに、俺のようにタッパーや箸を洗う輩はいない(笑)。

みんな俺を見て、無言で避けるからなぁ。俺ってモーターホームレス旅行者か(笑)。


しばらくその事が頭から離れず、嫌な感情を持っていた。しかし考えてみると、ホームレスや物乞いを目にするUSだが、黒人もヒスパニックもトラックドライバー位はしている。

2008年3月現在、黒人が大統領候補になる時代だ。黒人だっていい車に乗っている人が少なくない。ステレオタイプに人種で経済格差を考えるのは短絡的だが、彼らは今の俺の旅のスタイルよりはリッチだ。当たり前か・・・。

レストランで食事をし(車内で何か食べているかもしれないけど)、アイドリングかけまくりで冷暖房が効いている。俺は燃費節約のために極力アイドリングを控えた。

車内ではDVDもTVも使っているだろう。もちろん、トラックストップにWiFi があるので、laptop(ノートパソコン)も持ち歩いているだろう。


フライングJ

バイクを荷台に積んで

運転中は暇

Oversize Load 過尺載? 特大積載?


すると、都市部でのホームレス・物乞いは何なのだろうか?新聞には心の病とあったが、これだけリッチなのにその状況。精神的な問題としか考えられない。

ネイティブアメリカンのモーターホームレスらしきおばあちゃんもそうだった。年老いているから仕事がないのか、年金やネイティブアメリカンの補助金が出ていないのか?(おかしいな)。

差別やトラウマから来る心の病なのか。彼女は高速のインターで、"Help Me" などを書いた段ボールを持って立っていた。


ヒッチハイカーも多い。主に白人。しかも「ヒッチハイカーを乗せるな」の標識まであった。なんだかタカリに思えた。俺もついついフリーコーヒーにたかってしまうが・・・。

それでも、トラックストップを最大限活用している俺の旅のスタイル。節約のスタイル。そうすると、彼らは単にダラケているとしか思えなくなってくる。


俺は実際に彼らの生活を見たわけではないので、詳しくは知らないが。それでもアメリカ国籍を持っている人は、そんなに悪い生活をしているようには見えなかった。ただし、都市部での貧困地域や不法移民の生活が大変なこと。俺の旅の中ではUSの裏側には余り出会わなかった。主にインターステートを走る目線からは見えなかったということか。

実際は、健康保険に入れない人もいるのだろうが。それでも、ここにはサービス残業はないだろう。



さて、ミシシッピ州はすぐに終わりアラバマ州のBirmingham 市(イギリス系の名前だろうか)を過ぎ、北上。途中のJacks というメシ屋による。ハンバーガー屋で$2.25 の看板は朝食だけのようだ。だまされた(笑)。空腹で疲れていたので、そこで食事。

チーズバーガーセットで$4.75。日本と同じ大きさと料金。アメリカサイズのでかいバーガーは、バーガーだけでも$3,4 はする。スーパーでもでかいサンドイッチは$4~6はする。高い。日本と同じコスト。

大きなウォルマートでサブウェイ(サンドイッチ屋)並のでかいサンドイッチが$4位で売っていた。あれはお買い得だろう。さすが、ウォルマート!!


いろんなお酒 GSで












このハンバーガー屋で残日数チェック。明日からだと18日間もある。4週間のレンタル期間の中では。グランドキャニオンにかけるレンタル期間が7日間別にある。すでに東海岸は近い。オハイオとインディアナポリスを過ぎれば、行きたい所はコロラドスプリングスとヨセミテ国立公園くらい。

ずいぶん早いペースで来ていたのだ。



USは広い。メチャクチャ広い。地図上でこれくらいは行けると思っても、走ってみるとその広さに驚き、疲れもスゴイ。ちゃんと定規で地図上の距離を計ればいいことなのだが・・・。そしてやはり、自然環境も気持ちがいいが険しくもある。

また、最初の頃は「ずいぶんガソリンを補充するなぁ」と思って燃費・距離の計算をしたら、単に距離が日本とは違いすぎるのだと分かった。


当たり前のことだが、その当たり前のことに驚くのだ。それくらいデカイ。俺の安易な想像など優に超えていた。そして、まだ焦っていた自分に気付いた。



ニューオーリンズに戻って、プリザベーションホールでジャズを聞こうか・・・。
口惜しかった思いが逆転。

プリザベーションホールの案内を見る。あさってはジャズマスターとある。明日も何かやっている。戻るしかない。サウスカロライナの友達からも連絡はない。来た道を引き返す。


またもやガス代をムダにしたのか・・・。ニューオーリンズでは2泊取ろう。あの乱暴なドライビングマナーの街で、夜のドライブはもうたくさん。

ガス代とモーテル代。今日走った分と引き返す分を合わせると、ガス代だけで$100はあろう。モーテルも2泊で、$100はするだろう。しかし、本場No.1 Jazz は聞きたい。その価値はある。


バーミンガム辺りのFJを探して寝る。歯磨きはしなかった。マルガリータとチーズで一杯やって、寝る。


Truck Stop

Truck Stop

Flying J レストラン側駐車場 いつもはこちら側で寝る



     


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