2013年6月30日日曜日

3-27 帰ってきたニューオーリンズ ケイジャンカフェのホテル (LA, MS, AL)


     


Birmingham のFJでコーヒー、歯磨き後、出発。次のFJでシリアルで朝食。今日から2日はニューオーリンズでジャズとモーテルだ。

I-59 を南下。陽射しが暑い。気温も暑い。これまでは燃費節約のために、窓を開閉して温度調節をしていた。いいかげん暑いので、窓を閉めてエアコンを使用。燃費が悪くなるなぁ。

1日かけてひたすら南下し、ニューオーリンズに戻る。visitor info center で調べておいたダウンタウンのモーテル。電話して空き部屋を確認。Comfort INN だったが、何やら対応がヒドス・・・。俺は日本人旅行者なんだよぉ。

I-10 水上の高速


隣では新たに橋を建設か


南部らしい木々


南部らしい木々


帰ってきたぞ



ここは湿気がスゴイ



夕方、ニューオーリンズ市内に入る。以前程の荒い運転は見られなかった。退勤ラッシュの時間だからか、すでにドライビングマナーが悪いと知っていたからか。

I- 10 のExit 234 を出るはずだった。236, 235 を過ぎて・・・234C ? 地図ではUS-hwy 90 の出口になっている。I-10 上にはない。そのままJCTを過ぎしばらく行くと、232A !!。何ソレ? おまけに退勤ラッシュの大渋滞。一旦I-10 を降りる。


都市部なのでUターンして逆方向に乗ることができず、それらしい方角へ。それらしい所をウロウロ。一方通行、歩行者多い。歩行者優先だったが迷子で疲れ切っていたので、大学生らしき若者に譲らずに強引に進んだ(笑)。ごめんね、許して。「えー、ウソー」という顔をされたのだ(笑)。


2時間はダウンタウンの周りを走っていただろうか。高速に乗ったり降りたり。住宅通りをウロウロ。疲れと焦りと不安。クーポンに乗っている他のモーテルも探したが、それも見つからない。

ダウンタウンからいくらか離れた所に宿を取り、車かタクシーで行けば良かったのだが・・・。なぜだかダウンタウン近くの宿にこだわっていた。高速の陸橋下、ホームレスかカトリーナの爪痕かテント生活者のテントを見た。



車窓から
迷子

高速も混んでいる


Hの正体(笑) Hondaかと思ってしまった


なんだか、カジノエリアを通り過ぎた。そして大通りにホテルを発見した。2軒目で決める。パーキングはホテルを探す人のために、ちょっとはパーキングしてよい道路になっている。 1軒目よりも$10安かった。1泊$90の値段。やっぱ、ホテルだ。もう、何も探す気が起きない。


郊外に宿を取っても交通費やパーキング代(安いが)がかかる。夜のニューオーリンズを運転したくなかっただけかもしれないが、なぜか2泊で約$200も出すことに決めた。ジャズ代が$10だから、2万円位の出費はこの街に落としていいと思ったのかも。


安い方のホテルは部屋の設備もイマイチだが、中庭のOpen Cafe がスバラシイ。これは何と呼ばれる建築スタイルだろうか?

建物の外観はピンク色
で、一目で安そう・怪しそう(笑)と思ったのだが、中庭もピンク色で花がたくさんある。そして花の香りがスバラシイ。



中庭へ

Cayjun Cafe 中庭






あなたもどうぞ なんてね

ピンク色が安そう・・・

Flamigo Cafe と言うらしい。Cajun Cafeでいいじゃん(笑)

ホテル全景 全景の写真を撮っていなかった
                     



思いっきり自分には場違いだと思った。滞在者もエレガントに見えた。

小汚く、デカイバッグを2,3持ちながら中庭を抜けて部屋へ。この時、恐る恐る周囲を伺いながら歩いていったことは言うまでもない。"hello" と宿泊者と軽いアイサツ。 やっぱ、みなさんエレガントね。俺は大人しくしていよう。


部屋に入りシャワーを浴びる。シャンプーはない。石けんのみ。No.13 の部屋。明日には部屋を移る必要がある。13 だからか。

プリザベーションホールの時間に間に合わせようと急ぐ俺を、ホテルのおじさんが花を指差し匂いをかいで、俺にもどうぞとやる。

Wow !! 急ぐ必要はない。「全ては上手くいっている」のだという言葉を思い出す。ホテルのおじさんの粋なはからいと今ある出会いに感謝。





PM8:00過ぎ。プリザベーションホールはすごい行列だった。先にレストランに行ってみる。1軒目は満杯。次もパーティーか何かで貸し切りのようだ。 ホットドックは観光料金+αなので買わないし、他の店もライブや音楽があるから高くて入りたくない。

プリザベーションホール近くのジャズライブをバーボンストリートから外見する。楽しくなるような、愉快なShow だった。


つっぱったような日本人らしき男性2人が、外から中をカメラで撮っていた。こちらでは、英語の話せないアジアンは基本的に相手にされない。

そういや、白人同士、黒人同士、アジアン同士、ヒスパニック同士固まっているような気がする。全部じゃないけどね。俺も一人寂しく、ネオンと観光用のお店が満載のバーボンストリートを歩いていた。




プリザベーションホールの行列が緩くなった。中に入ってみた。$10。狭い、ぼろい。建物の中でも、ホールから溢れた人が廊下で立ち見している。俺もそうする。

ホールの中に入るまで、大して感激はしないジャズだった。みんなが所狭しと立ち見し、お互いの体がぶつかる。東京の通勤ラッシュ程ではないが。ジャズとその押し合いの環境が俺の寂しさを消していた。

流暢な英語は聞き取れない。知らない単語も多いが、ジャズのリズムが楽しみを運んできてくれる。家族連れが多く、羨ましくなる。


ホールの内側から人が出てきた。ミュージシャンの休憩の時間なのだ。おかげで俺も中に入れた。立ち見で狭いが。休憩が終わり演奏が始まる。 以外と、期待した程の感動はなかった。それでも生ジャズはスゴイ。楽しい。

カメラ(演奏中)は禁止のハズだが、パシャパシャ(フラッシュ炊いて)する人も多かった。サウンドレコーダーもいいのかなぁ・・・。この夜はカメラをホテルに置いてきた。 何もしないでただジャズを楽しもうと思ったからだ。


何を言っているのか聞き取れなかったが、楽しい雰囲気だとは分かった。黒人プレーヤーと目が合う。笑顔の俺と驚く彼。アジアンは珍しいのだろう。 その時、アジアンは俺、それから一組の中国人を見たような気がする。

リズムがいい、体が動く。アメリカ人のやるそれ位には激しくはないが。トランペット兼ヴォーカルの人はものすごく太っていて、イスに座ってずんぐり帰って演奏していた。 それでも、立ち上がって演奏し歌う姿はカッコイイ。声もいい。



プリザベーション・ホール。ボロイ、いや質素だ

プリザベーション・ホール。ボロイ、いや質素だ


きれいだ

別のお店 外から覗く 楽しそう



ショーが終わってみると、体の芯から震える程のジャズではなかったが、たったの$10で十分楽しめた。ロマンティックなジャズよりも、 家族向けの楽しくなるような明るい曲が多かった。ジャズの曲はよくわからんが(笑)


ショウが終わり外に出る。腹ぺこだ。その日は朝のシリアルと、昼のアイスクリームを食べたのみ。Cayjun Restaurant に入ろうとしたが、閉まっていた。 PM11:00は過ぎてるからな。いいや、ツナサンドでも食おう。

店で$1のテキーラを発見。頼むと、日本酒を飲むようなおちょこに酒を入れ、出される。他に何か出てくるかと見ていると、「テキィーラ」と言われた。これだけで$1 !?!

よし、これからは酒を持参でラッパ飲みしよう。観光料金+αとはいえ、高すぎる。みんなが飲んでるカクテルやビールのテイクアウトも、+αの料金だろう。もったいない。 後で知ったことだが、これがショットだった。



ホテルに戻り、中に入る。中年だが、ホテルの美しい雰囲気に似合った華麗な女性(白人)が番をしていた。雰囲気的には天女と言ったところか。 そして大げさだが、車中泊の俺にとってこのホテルは天国であり楽園だ。シャンプーもないし、ネットに接続したコンピュータもないが。


オープンカフェに酒と食料を運ぶ。コンビニで買ったYakisoba に水とかやくを入れ、microwave(電子レンジ)で温める。レンジで4分温めたはずなのに麺がほぐれていない。味はTeriyaki 味・・・。

ステレオタイプ過ぎるな。せめてソースヤキソバがいいな・・・。固い照り焼き味のYakisoba を何とか腹に押し込む。

open cafe でツナサンドを食べ終わり、タバコを吸っていると一人の男がやってきた。白人っぽかったので、「どうせ会話はないだろう」と思っていると、 "Japanese ?" と聞いてくる。話してみるとフランス人のようでタヒチから来たという。ニューオーリンズ近郊のswanp (沼)を見てきたという。 まあ、沼、池、湖はテキサスから道ばたで景色を楽しんできた。


タヒチ、確かフランス領だったような・・・。イロイロ話す。彼は1年ごとに1,2週間の旅行をしているようだった。

フランス語訛りのカワイイ発音の英語。俺もリスニングは苦手で、ボキャブラリーも多くはない。 Native English Speaker ではないので、久しぶりに長々と人と話をした。楽しかった。
必殺ツナサンド

翌朝のショット エレガントな中庭

テリヤキ味のYakisoba

フランス人のラファエロ


彼はこれからフロリダに車で戻るのだという。明日、早朝に。飛行機でロスやラスベガスを回ってきたらしい。これからフロリダに車を返しに行き、飛行機でタヒチに帰るとのこと。 最後にメルアド交換をして別れた。日本語で、「ドウモ、アリガトウゴザイマス」って言ってたっけ。


このホテルと、こういう出会い。いいなぁ。まだ焦っていた自分。ダウンタウンでモーテル探して、疲れ切っていた自分。

そうして駆け込んだ高い宿泊費のホテルだが、この花の香りとエレガントなリラクシングミュージックにオープンカフェ。周りは2軒のホテルとタトゥー屋。

ちょっと危険な感じのN.Rampart st で、一日中amblunce(救急車)のサイレンの音と、時折急ブレーキの音がする。

塀と部屋によってこの空間は独立したムードを作っている。歩き方には「at home で静かなホテル」とある。2,3年前のガイド本だが。


この音楽と花の香り、ピンク色と白を基調としたopen cafe、こりゃ、バカンスみたい。陽射しも暑いし。これがCayjun 風のとことだ。 ヨーロッパ各国や黒人文化・ネイティブアメリカン文化、メキシコに近い地理的要因。それらがミックスされたのが、ケイジャン。

ということで、AM2:00歯磨きもせずに寝る。フランス人の彼の名は、「ラファエロ」といった。



     


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