2013年6月30日日曜日

3-28 Cayjun Night ケイジャンナイト (LA)


     


7時位に起きる。ホテルなのと昨夜は2時まで起きていたので、いつもよりも1時間遅い目覚め。やっぱ、屋内は暖かい。

外に出てタバコを吸い、花の香りを嗅ぐ。ホテルのダンナがopen cafe で朝食の準備をしている。しばらくボケーとする。この空間は、ただ何もしないだけでもスバラシイ。


歯磨きをし、また外でボケッとする。気持ちがいい。カフェに人が集まっていた。見てみると、朝飯はAM9:00~11:00 となっていた。女性2人組と女性1人。この頃には、エレガントな宿泊客という特別な感情はなくなっていた。

オレンジジュースとコーヒーがドリンク。メシはフルーツと少しでかいクロワッサン。クロワッサンには、何も付けなくてもほんのり甘い味がして旨い。俺は半分にイチゴジャムを付けて食べた。あー、タバコ吸いたい。タバコが切れたのだ(笑)。


朝食もエレガント 軽いが


匂いをかいで落ち着く

一番右が俺の2ドアエコノミークラス

昨日、"hello" とだけアイサツをした中年白人女性が一人で朝食。タバコを吸っている。羨ましい。俺も一人だけの食事を済ませ、テーブルの皿が片づけられる。その一人の女性はロードマップを見ている。

2人組の女性(親子っぽい)は、フランス語らしきラテン系の言葉を喋っている。別のテーブルに白人男性2人が来た。どこの国の人だろう。


少しためらった挙げ句、ロードマップを持った女性に話しかけると快く応じてくれた。彼女はノルウェーから来たそうだ。ノルウェーは寒いから、暑いアメリカの南部というわけだ。アトランタやメンフィスなどを回って来た(行く)らしい。

俺はつたない英語で話す。こちらはUS一周とグランドキャニオンは別に7日のレンタルで行くと伝える。話に夢中になり、お目当てのタバコを貰う(笑)。

昨日もラファエロから恵んで貰ったっけ。あ~、タカリになりかけている自分。

しばらく話し、彼女のダンナも朝食に起きてきた。夫婦の会話はノルウェー語で話すのでわからない。夫婦の時間になったのと、タバコを買いに行きたいので退散。



宿のダンナにタバコを売っている店を聞いた。ニューオーリンズで普通に買うと$5はするので、安い所を教えてくれた。タバコを買って戻ると、チェックアウトには1時間早いが部屋を移れとのこと。 タイミングがよかったので、ありがたい。

黒人メイドに案内され、ロビーの2階へ。No.7 の部屋だ(笑)。昨日はNo.13 だったからなぁ。13 やめて14 に飛び越せばいいのに。


赤いカーテンと大きくてエレガントなベッド。日の差し具合が何ともカッコイイ。自分だけの2階のテラスでひなたぼっこ。そうしていると、先ほどのノルウェー人夫婦が旅立つ様子が見えた。 真下に駐車場が見えるからだ。

"Hey, have a nice day ! good trip !" 「おおい、よい一日を! よい旅を!」と俺。"You, too." 「あなたもね」と返され、彼らは去っていった。

赤いカーテンがきれい

No.7の部屋

ベランダ独り占め

シーリングファン


さて、風呂に入りながら洗濯でもしようかと車に洗剤を取りに行こうと部屋のドアを開ける。メイドがいて、せっかちな日本人にCayjun way を教えようとしたらしく、何か言って部屋の中へ。ベランダのドアを開けて "Come on"  

はいはい。わかってますよ。さっきやりましたよ(笑)。彼女が遠ざかってから洗剤を取りに行った。


風呂で体を洗い洗濯後、時計はすでに1時を過ぎている。こういう贅沢で気持ちのよい時間の過ごし方もスバラシイ。振り返ってみると、いつの間にかこういう時間はなくなっていたっけ。

ジャズとCayjun Food とモーテルでゆっくり2泊の予定だったが、出費はかさむがそれよりも大きなCayjun Time でリラックスした。感動だね。



さて、PM2時近い。いい加減に外を歩いてケイジャンフードとネットカフェだ。歩いているとホテルの向かいにBest Western (上ランクのモーテル。といっても普通は$100 しないが)を発見。フレンチクォーター内だ。

時すでに遅し。クーポンにも載っていなかった。まあ、怪しいピンク色のホテルが楽しいからいいか。


ネットカフェを見つけ、久々にメールチェック。それと、旨そうなマメのコーヒー。カメラとICレコーダのケーブルとレコーダ本体をホテルに忘れたので、 SDカードをPCに差し込みデータをMSNのスペースにアップロード。

ケイコを撮った動画ファイルは、アップ中に接続不具合でダウン。

それからは、接続がおかしくなる。品質悪いな。ケイコに携帯のリチャージ依頼と、サウスカロライナの友人にもう一泊ニューオーリンズにいるとメールしておいた。彼女がメールチェックするといいのだが・・・。


フレンチクォーター内

水が滴る

週末プラザは人が多い

ここにもいたか(笑)


Gumbo Shop でメシ。Shrimp Creole と Jambaraya を頼む。ウェイトレスが何か言っていたが、とにかく頼む。うまい。シーフードに何と言ってもコメ。途中で気付き、ガイド本を読む。やはり、combo menu の安いのがあった。

ジャンバラヤ、小エビクリオール、赤豆がセットになって$10.99 と安い。途中でそのコンボに変更できないかと尋ねるが、ダメとのこと。あーあ、やってしまった(笑)。$24 + tip $2 を払った。


チップの払い方を黒人ウェイトレスのおばちゃんに聞いたのだが、やはりテーブルにお金を置いて帰るようだ。おばちゃんは喜んで教えてくれた。チップにじゃなくて、分からないことを素直に聞いたからだ。

USには、やっぱイロイロな人がいる。スゲー態度が悪いのもいるし、マジ?って程にオープンで親切な人もいる。肌の色も関係ない。

メルティングポッド(人種のるつぼ)で、移民の国(現在も移民が流入。アジアン、アラビアン、サウスアメリカン、英語圏の黒人、東欧からも来ているだろう)。

アジアンの俺。マイノリティーの旅行者の俺。色んな人種や国や地域の人からの、何気ない親切は心にしみる。



ガンボショップ

店内の様子

店内の様子

シュリンプクリオール。小エビと米とパン

ジャンバーラヤ。チャーハンだ(笑)


ホテルに戻り日記を付ける。open cafe で日記を付け、疲れたので途中でやめる。横になれるイスがあるので横になる。もうバカンス。しかし頭が痛い。タバコの吸いすぎと疲れだろう。

部屋に戻り、でかくて豪華なベッドに体を転がす。すでにPM 7:25。7:40まで休憩し、ホテルを出てプリザベーションホールへ。すでに1ブロックは行列ができていた。金曜の夜で今夜はジャズマスターだからな。



最後尾の女性に"Excuse me, this line is the presevation hall ?" ,"Yes", "Thank you" 「この列って、プリザベーションホールの?」、「そうよ」、「ありがとう」 とやりとりをして列に並ぶ。とにかくものすごい人だ。白人ばっかりだが。

誰かが"nice jam" 「いい行列」と言っていた。周りの人達は行列でも気にせずペチャクチャおしゃべり。ホントによく喋る。口が止まらない。賑やかだ。


1時間以上は待っただろうか。待つ間、持参のマルガリータのボトルをラッパ飲み。ようやく中に入り、今日はすぐにホールに入れた。後ろの方だが。

ジャズマスターなので老練なジャズマン達。今日も黒人4人、白人2人のプレイヤー。一人の老人は、立ち上がらずにずっとイスに座っていた。生ジャズはいい。だが期待していた程の感動はなかった。


1ブロックはある列

休憩中しか写真は撮れない

プリザベーション・ホール リクエストはTraditional, Others, Saints が$2, 5, 10 

Jazz 休憩中




今日のジャズはクラシックだった。昨日の愉快でジョークの聴いた演奏とは違う。写真も撮れない。今日はカメラ持ってきたのだが・・・。まあ、昨夜も演奏中に写真撮るのはマナー違反ではあったのだが。

ICレコーダをバッグにしまう。ドラムのおじさんがしかめっ面でこっちを見ていたが、スイッチ切ってバッグにしまっただけだらかね。誤解されたな(笑)。

そのドラムが、やっぱすごいんだな。おかしな所まで叩いているが、なるほど、どおりで気の利いた音が出るわけだ。ホント、昨日も今日もドラムは神業に見える聞こえる。



今日は居座って2ラウンド聞いた。休憩時にみんな出て行くが、残って最前列で地べたに座る。目の前でジャズメンを見ると、彼らの演奏は確かに上手いが同じ人間なのだと実感する。

同じ人間。上も下もない。ニューオーリンズのNo.1 Jazz Hall で、ジャズマスター(おそらく年功序列)のライブを最前列で地べたに座って見る・聞く。


ジャズマンを特別扱いする必要はない。単に、彼らは楽しい・嬉しい音を奏でるのが上手いだけ。こちらも音につられて体を踊らせる。

ただ、それだけ・・・。プリザベーションホールがドレスコードもなく、誰でも$10で入れるのだ。黒人らしいなぁ。

ジャズだけに。みんなで音楽に体を踊らせて、楽しもうじゃないか!! という感じ。バーボンストリートでもたまに酔っ払いが近づいてきて、はしゃぐ。「楽しんでいるかい?」 "Wow !!" という感じに。

フェアなんだ、対等なんだと気付く。例え、会話がスムーズにできなくとも ね。



Saints(聖者の行進)は毎日なので弾き飽きたらしい

Jazz 休憩中

Bourbon Street

Bourbon Street





ホテルに戻り、open cafe へ。白人グループがいた。どうせ相手にされないから一人でマルガリータでも飲んでいよう。だったのだが、"Hello" とあいさつされた。「ここに泊まっているの?」から話が始まった。

Cayjun Night の始まりだった・・・!!


教師のコンベンションがニューオーリンズであったらしく、女性3人、男性1人は全て教員。それぞれ別々の州出身だ。その1人の男性はギターとハーモニカとノートPCを持っていた。絵も描いていたし。

これで教師なんだな。いいねぇ。4人共とてもフレンドリーで親切だった。やっぱりこういう人もいる。



話を聞くと一人は、ネイティブアメリカンの4代目らしい。ミックスしまくって、100% 白人にしか見えなかったが。別の1人は、片親がチャイニーズなので見た目は結構アジアンだ。・・・・・。スゴイスゴイ。日本だと目立つんだけどなぁ。

USは多様な国々の多様な人々(教育・マナーの不備含む)がいる。これが当たり前にゴロゴロと日常にとけ込んでいるのだ。ネイティブアメリカン、ヒスパニック、黒、黄、白、ユーロピアン、アラビアンなどなどやそのミックスのミックスの・・・・。

USの懐の大きさがわかる。まあ、日本の外は結構こんな感じなのだろうけど。


それで再度、俺は何人に見えるだろう? 中国系アメリカ人だろうか? 少なくとも日本人がUSでトラックストップ車中泊のというのはないな・・・。つっうか、トラックストップにアジアンいない!! やっぱ、中国系アメリカ人の線が濃いかな・・・・。


ケイジャンナイト


これでも先生 ギターひいとる

N.Rampart St



と、ラファエロが現れた。アレ?今朝フロリダに戻ったのでは?明日らしい。とにかく再会に喜び、みんなで酒、タバコ、つまみを楽しむ。

この場では、みんなタバコを吸っていた。女性も。USだから・・・喫煙者は少ない・・・そんな話はここでは無用だった。

旅慣れていない俺の英語はリスニングとスピーキングもつたなかった。しょっちゅうどもった。それでもみんな親切だった。


それでも、英語出来ないと会話から取り残される。日本にいる外国人の気持ちが分かる。でも、テネシー出身のランが世話を焼いてくれて助かる。

テネシーが、ジャックダニエル(ウィスキー)の生産地・発祥地で安いと聞く。ウィスキーやバーボンは二日酔いが酷いからしばらく敬遠していた。久々に飲もうかな。


今夜のホテルの番は頭の固そうな白人男性で、俺は「このホテルがどんなに素晴らしいか。どんなに俺が感謝しているか」を語り、「夜は静かにね。もう寝るよね?」と来る彼を煙に巻いた(笑)。昨夜の天女はどこへ? 

まあ、今夜はとても楽しく気持ちのよい Cayjun Night だ。それだけで心温まる。車で旅してから、こうやってグループで騒ぐのは初めてだったな。

朝の3:30に俺は退散。他のみんなはもう30分位やっていたようだ。歯磨き・風呂なしで、とにかく寝る。




     


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